2週間ぐらい前に食事してたら、ピリと痛く、その時唇内側を確認したのですが特にわかりませんでした。


それから一度も痛くなることはなく忘れていました。
1月10日の夜ご飯中に、またピリと痛くなり、確認したら、画像のような感じです。
唇の裏側をかなりひっくり返して、表面を平らにしたら、ニキビのような乳白色のものがありました。普通にしてたら判別できなくて、ひっくり返してその部分を、下から指で盛り上げて初めてわかりました。
触るとしこりは感じられず、他の箇所と同じような粘膜の感じです。
年齢的に嚢胞ができるのか、また、触っても特に痛いわけではないのです。食事の時に一度ピリとしただけですが、何故その時痛かったのか不明です。
これは何でしょうか?


A.こんにちは、安原歯科医院の安原豊人です。
お写真拝見いたしました。
フォーダイス斑と思われます。フォーダイス斑とは、口腔粘膜の皮脂腺で本来なら存在しない粘膜に脂腺があると黄色い点状に見えます。思春期以降に増加し、発現率や斑点の数が、年齢とともに増加していく傾向にあります。口腔粘膜に黄白色の点状として見え、数個程度しかなくほとんど気がつかないものから、多数密集したものまでさまざまです。頬粘膜の後方に見られるのが一般的ですが、口唇の内側の粘膜、まれに口蓋、歯肉や舌に存在することもあります。
フォーダイス斑は自覚症状がない場合がほとんどですが、ある時、粘膜のざらざら感が気になり始めたということが多いものです。特に治療の必要はありません。ご安心ください。

口腔外科専門医 安原豊人

口腔外科専門医 安原豊人

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