イーグル症候群



イーグル症候群という内容に関して、地元の歯科にて添付した画像を見せられイーグル症候群の可能性があると娘が指摘されたのですが、近くの病院で専門的なことは扱ってないと聞き調べていたらこちらに辿り着きましたので相談させていただきました。
添付した画像を見せられてイーグル症候群の可能性があると言われても詳細を教えてもらえず一般人にはわからないので困っています。
手術をしなければならないのかとても心配です。


A.こんにちは、安原歯科医院の安原豊人です。
レントゲン写真拝見いたしました。
やはり、茎状突起という骨が非常に長いので茎状突起過長症という疾患の疑いが強いです。イーグル症候群との呼ばれるものです。症状は一般的に嚥下時疼痛、耳介への放散痛、咽頭部異常感、圧迫感、食物の咽頭部停滞感などで、時に顔面痛、頭痛、肩こりなども含まれます。本来は茎状突起の長さは2.5センチまでを正常としていますが、2.5センチを超えるものは約4%でさらに症状を生じるのはさらにその4%程度とされています。症状をやわらげるのに、抗うつ薬や抗痙攣薬、向精神薬、鎮痛薬などが用いられますが、効果は一時的なことが多いものです。根本的には、大学病院などの耳鼻科や口腔外科で手術が行われることがあります。耳鼻科では口の中から扁桃腺摘出術を行った後に長い茎状突起を摘出します。口腔外科では、頚部切開で茎状突起の切除を行います。ただし、症状が消失するかどうかは手術してみないとわかりませんので手術を躊躇される方が多いのも現実です。いずれにしても専門に行っている
医療機関はありませんので、よくご相談されることをお勧めいたします。

ファイルがちゃんと添付されてるか確認できないのでわかりませんがきちんと添付されてなかったら申し訳ありません。

口腔外科専門医 安原豊人

口腔外科専門医 安原豊人

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